map記号 | A | B | C | D | ||||
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地点名 | 登山口 | 〜 | 一ノ峰 | 〜 | 二ノ峰 | 〜 | 三ノ峰 | 〜 |
所要時間 | 0:40 | − | 0:10 | − | 0:15 | 休0:10 | 0:15 | |
累積時間 | 0:40 | − | 0:50 | − | 1:05 | 1:15 | 1:30 |
map記号 | E | F | G | H | ||||
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地点名 | 四ノ峰 | 〜 | 五ノ峰 | 〜 | ピーク | 〜 | 文殊峠 | 〜 |
所要時間 | − | 0:15 | − | 0:20 | 休0:15 | 0:20 | 休0:15 | 0:20 |
累積時間 | − | 1:45 | − | 2:05 | 2:20 | 2:40 | 2:55 | 3:15 |
map記号 | I | J | K | A | |||
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地点名 | 分岐 | 〜 | 賽ノ洞窟 | 〜 | 兎岩 | 〜 | 登山口 |
所要時間 | − | 0:25 | − | 0:15 | 休0:10 | 0:20 | |
累積時間 | − | 3:40 | − | 3:55 | 4:05 | 4:25 |
map記号 | L | M | N | O | L | ||||
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地点名 | 法性寺 山門 |
〜 | お船 | 〜 | 大日 如来 |
〜 | 岩船 観音 |
〜 | 法性寺 山門 |
所要時間 | 0:30 | 休0:10 | 0:10 | − | 0:10 | 休0:10 | 0:20 | ||
累積時間 | 0:30 | 0:40 | 0:50 | − | 1:00 | 1:10 | 1:30 |
「埼玉県民の日」の休日に、秩父のミニ岩峰、釜ノ沢五峰へ登りに行きました。
すぐとなりにある、般若山法性寺の奥の院へも立ち寄る計画です。
登山口にある長若山荘に駐車させていただいて、登山道へと入りました。(写真上)
ちなみに登山道は、写真の電柱左側の鉄階段ではなく、登山口の標柱わきから沢沿いを進みます。
すぐに沢を2度、木橋で渡りますが、傾いていてちょっとスリルがありました。(写真下)
沢から外れて尾根に取りつき30分ほど登ると、五峰のうち最初の「一ノ峰」(Map B)に着きました。
岩尾根の北側はスッパリと切れ落ちていて、緊張感が高まります。(写真上)
少し登ると「二ノ峰」と思いきや、石の標柱には「三ノ峰」と書かれていました。(写真下1)
「二ノ峰」に気づかず通り過ぎたかと思ったのですが、後にまた「三ノ峰」が出てきたので、ここが「二ノ峰」(Map C)だったようです。
「二ノ峰」からの下りは、この日最初の鎖場でした。
今回岩場が多いので、ラフを参加させるか迷ったのですが、心配無用、急な岩の斜面も頭から難なく降りて行きました。(写真下2)
(正直言うと、何回か抱っこされました。"^▲^")
「三ノ峰」(Map D)は、五峰の内でも特に眺めがよかったです。(写真上)
東に武甲山を大きく見ることができ(写真下1)、ここで少し長めの休憩を取りました。
「三ノ峰」からの下りや、このあと通った「賽ノ洞窟」付近では、海底に小石や砂が積ってできた「礫質砂岩」が見られました。(写真下2)
大きな岩の中に、大きいものでは子供のこぶし大ほどある、丸い石が多数埋まっていて、不思議な感じです。
「四ノ峰」付近からは、一転して穏やかな山容となり、ゆっくりと紅葉を楽しむことができました。
このころから、少し日差しも出てきて、紅葉が一段ときれいに見えました。(写真上)
でも、「四ノ峰」(Map E)、「五ノ峰」(Map F)では、眺望はほとんどありませんでした。(写真下1、写真下2)
布沢峠の先の、木が伐採されたピーク(Map G)で、また少し長めの休憩を取り、南方向の文殊峠へ向かいました。
途中、モミの巨木(写真上)が見どころなのですが、この辺りでは、熊のものと思われるドングリが混じった糞が所々にあって、岩場とは別の緊張感を感じながら歩きました。
ザックに付けていた熊除けの鈴を手に持ちなおし、ずっと振りながら歩くことにしました。
今年はドングリが不作で、熊がよく里に出没していると聞きます。
この辺りのナラの木の下にも、全くと言っていいほどドングリは落ちていませんでしたが、熊は一体どこで食べてきているのでしょうか?
この日の最高地点となる中ノ沢ノ頭(590m)を通り過ぎて、文殊峠(Map H)では、一旦車道に出ます。
峠には、金精神社と天体観測所(写真下1)があり、この天体観測所からの眺めがとてもすばらしかったです。
雲の中に黒く浮かび上がった両神山は、とても神秘的でした。(写真下2)
中ノ沢ノ頭までもどり、竜神山の手前の分岐(Map I)を過ぎると、そこから先は地図上に道はありません。
踏み跡と、ピンクのリボンを見失わないように歩いて行くと、「賽ノ洞窟」(Map J)という大きな岩穴がありました。(写真上)
その次の小ピークで北へ進路を変えて支尾根に入って行くと、突然視界が開けて兎岩(Map K)に出ました。
ウサギの背中のような岩稜に、手すりの鎖が2本張られたコースとなっていて、他では見たことのない光景です。(写真下1、写真下2)
ここは、久しぶりに発見した「やまびこスポット」でもありました。
下山し、車道を歩いて駐車地点まで戻りました。
今日はここで終わりではなく、車で次の目的地の般若山法性寺(Map L)へと向かいました。
法性寺の山門(写真上)と本殿には、般若(はんにゃ)の面が掲げられています。
石段を登って、本殿、観音堂を過ぎ、宮島の弥山を思い出すような巨石の間をくぐって、奥の院へと向かいました。(写真下1)
沢沿いの道は、途中コケの生えた岩盤の上を通過したりしますが、岩にステップが切ってあり、歩きやすくなっていました。
やがて道は、石仏群(写真下2)の前を通って、「お船」と呼ばれる岩稜に出ました。(Map M)
「お船」の上端位置に突き出た岩峰の上が奥の院で、大日如来が祀られています。(Map N)
奥の院へは鎖場を登りますが、ここにもステップが切ってあって、アキとアスも容易に登ることができました。(写真上)
次に、「お船」のもう一方の末端に祀られている、岩船観音へ向かいました。(写真下1)
この岩稜上を通らなくても、樹林の中に安全な道もありました。
岩稜からの眺めをしばし楽しみましたが(写真下2)、この日は埼玉県以外は平日だったせいか、とうとう他の登山者には会わない一日でした。