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釜ノ沢五峰 565mreport            2016/11/14

コースタイム

map記号 A B C D E F
地点名 登山口 一ノ峰 二ノ峰 三ノ
四ノ峰 五ノ峰
所要時間 0:40 0:10 0:15 休0:10 0:15 0:15 0:20
累積時間 0:40 0:50 1:05 1:15 1:30 1:45 2:05
map記号 G H I J K A
地点名 ピーク 文殊峠 分岐 賽ノ
洞窟
兎岩 登山口
所要時間 休0:15 0:20 休0:15 0:20 0:25 0:15 休0:10 0:20
累積時間 2:20 2:40 2:55 3:15 3:40 3:55 4:05 4:25
map記号 L M N O L
地点名 法性寺
山門
お船 大日
如来
岩船
観音
法性寺
山門
所要時間 0:30 休0:10 0:10 0:10 休0:10 0:20
累積時間 0:30 0:40 0:50 1:00 1:10 1:30
※一般的な登山ガイドに載っているコースタイムよりもスローペースです。
 短い休憩は、上記の時間の中で随時取っています。

Map

釜ノ沢五峰 コースマップ

釜ノ沢五峰 標高グラフ

埼玉県民の日

釜ノ沢五峰 登山口

「埼玉県民の日」の休日に、秩父のミニ岩峰、釜ノ沢五峰へ登りに行きました。
すぐとなりにある、般若山法性寺の奥の院へも立ち寄る計画です。
登山口にある長若山荘に駐車させていただいて、登山道へと入りました。(写真上)
ちなみに登山道は、写真の電柱左側の鉄階段ではなく、登山口の標柱わきから沢沿いを進みます。
すぐに沢を2度、木橋で渡りますが、傾いていてちょっとスリルがありました。(写真下)

釜ノ沢五峰 木橋

ラフはすっかり登山犬?

釜ノ沢五峰 一ノ峰沢から外れて尾根に取りつき30分ほど登ると、五峰のうち最初の「一ノ峰」(Map B)に着きました。
岩尾根の北側はスッパリと切れ落ちていて、緊張感が高まります。(写真上)
少し登ると「二ノ峰」と思いきや、石の標柱には「三ノ峰」と書かれていました。(写真下1)
「二ノ峰」に気づかず通り過ぎたかと思ったのですが、後にまた「三ノ峰」が出てきたので、ここが「二ノ峰」(Map C)だったようです。
「二ノ峰」からの下りは、この日最初の鎖場でした。
今回岩場が多いので、ラフを参加させるか迷ったのですが、心配無用、急な岩の斜面も頭から難なく降りて行きました。(写真下2)
(正直言うと、何回か抱っこされました。"^▲^")

釜ノ沢五峰 二ノ峰 釜ノ沢五峰 鎖場

眺めがいいのは三ノ峰

釜ノ沢五峰 三ノ峰

「三ノ峰」(Map D)は、五峰の内でも特に眺めがよかったです。(写真上)
東に武甲山を大きく見ることができ(写真下1)、ここで少し長めの休憩を取りました。
「三ノ峰」からの下りや、このあと通った「賽ノ洞窟」付近では、海底に小石や砂が積ってできた「礫質砂岩」が見られました。(写真下2)
大きな岩の中に、大きいものでは子供のこぶし大ほどある、丸い石が多数埋まっていて、不思議な感じです。

釜ノ沢五峰 三ノ峰から見た武甲山 釜ノ沢五峰 礫質砂岩

紅葉も満喫

釜ノ沢五峰 紅葉「四ノ峰」付近からは、一転して穏やかな山容となり、ゆっくりと紅葉を楽しむことができました。
このころから、少し日差しも出てきて、紅葉が一段ときれいに見えました。(写真上)
でも、「四ノ峰」(Map E)、「五ノ峰」(Map F)では、眺望はほとんどありませんでした。(写真下1、写真下2)

釜ノ沢五峰 四ノ峰 釜ノ沢五峰 五ノ峰

布沢峠を経て文殊峠

釜ノ沢五峰 モミの巨木

布沢峠の先の、木が伐採されたピーク(Map G)で、また少し長めの休憩を取り、南方向の文殊峠へ向かいました。
途中、モミの巨木(写真上)が見どころなのですが、この辺りでは、熊のものと思われるドングリが混じった糞が所々にあって、岩場とは別の緊張感を感じながら歩きました。
ザックに付けていた熊除けの鈴を手に持ちなおし、ずっと振りながら歩くことにしました。
今年はドングリが不作で、熊がよく里に出没していると聞きます。
この辺りのナラの木の下にも、全くと言っていいほどドングリは落ちていませんでしたが、熊は一体どこで食べてきているのでしょうか?
この日の最高地点となる中ノ沢ノ頭(590m)を通り過ぎて、文殊峠(Map H)では、一旦車道に出ます。
峠には、金精神社と天体観測所(写真下1)があり、この天体観測所からの眺めがとてもすばらしかったです。
雲の中に黒く浮かび上がった両神山は、とても神秘的でした。(写真下2)

釜ノ沢五峰 天体観測所 釜ノ沢五峰 文殊峠から見た両神山

ウサギの背中

釜ノ沢五峰 賽ノ洞窟中ノ沢ノ頭までもどり、竜神山の手前の分岐(Map I)を過ぎると、そこから先は地図上に道はありません。
踏み跡と、ピンクのリボンを見失わないように歩いて行くと、「賽ノ洞窟」(Map J)という大きな岩穴がありました。(写真上)
その次の小ピークで北へ進路を変えて支尾根に入って行くと、突然視界が開けて兎岩(Map K)に出ました。
ウサギの背中のような岩稜に、手すりの鎖が2本張られたコースとなっていて、他では見たことのない光景です。(写真下1、写真下2)
ここは、久しぶりに発見した「やまびこスポット」でもありました。

釜ノ沢五峰 兎岩@ 釜ノ沢五峰 兎岩A

次は般若山

般若山 法性寺山門

下山し、車道を歩いて駐車地点まで戻りました。
今日はここで終わりではなく、車で次の目的地の般若山法性寺(Map L)へと向かいました。
法性寺の山門(写真上)と本殿には、般若(はんにゃ)の面が掲げられています。
石段を登って、本殿、観音堂を過ぎ、宮島の弥山を思い出すような巨石の間をくぐって、奥の院へと向かいました。(写真下1)
沢沿いの道は、途中コケの生えた岩盤の上を通過したりしますが、岩にステップが切ってあり、歩きやすくなっていました。
やがて道は、石仏群(写真下2)の前を通って、「お船」と呼ばれる岩稜に出ました。(Map M)

般若山 くぐり岩 般若山 石仏群

こちらも圧巻の景色

般若山 奥の院お船」の上端位置に突き出た岩峰の上が奥の院で、大日如来が祀られています。(Map N)
奥の院へは鎖場を登りますが、ここにもステップが切ってあって、アキとアスも容易に登ることができました。(写真上)
次に、「お船」のもう一方の末端に祀られている、岩船観音へ向かいました。(写真下1)
この岩稜上を通らなくても、樹林の中に安全な道もありました。
岩稜からの眺めをしばし楽しみましたが(写真下2)、この日は埼玉県以外は平日だったせいか、とうとう他の登山者には会わない一日でした。

般若山 岩船観音 般若山 お船

探してみてね探してみてね

釜ノ沢五峰 タコ足の木

     タコ足の木

釜ノ沢五峰 枯れた巨木の株

    枯れた巨木の株

釜ノ沢五峰 誰の家?

     誰の家?

釜ノ沢五峰 岩穴から伸びたツル

   岩穴から伸びたツル


お薦めポイント

  • 次々出てくる岩場や見どころで、疲れを感じず楽しめる。
  • ここでしか見られない絶景を是非!