map 記号 |
A | B | C | D | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
地点名 | 水ヶ塚 公園 |
〜 | 一合 五勺 |
〜 | 御殿庭下 | 〜 | 御殿庭中 | 〜 |
所要時間 | 0:50 | 休 0:10 |
1:20 | 休 0:10 |
0:50 | 休 0:10 |
0:35 | |
累積時間 | 0:50 | 1:00 | 2:20 | 2:30 | 3:20 | 3:30 | 4:05 |
map 記号 |
E | F | G | H | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
地点名 | 四合 | 〜 | 分岐 | 〜 | 第一 火口 |
〜 | 馬の背 | 〜 |
所要時間 | 休 0:10 |
0:35 | − | 0:10 | 休 0:10 |
1:15 | 休 0:05 |
0:05 |
累積時間 | 4:15 | 4:50 | − | 5:00 | 5:10 | 6:25 | 6:30 | 6:35 |
map 記号 |
I | F | J | K | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
地点名 | 宝永山 山頂 |
〜 | 分岐 | 〜 | 新六合 (山荘) |
〜 | 新五合 |
所要時間 | 休 0:30 |
0:55 | − | 0:20 | − | 0:15 | |
累積時間 | 7:05 | 8:00 | − | 8:20 | − | 8:35 |
宝永山は、江戸時代中期に、富士山の宝永大噴火で誕生した宝永火口の、火口縁の突き出た箇所につけられた名称です。
『登る家族』も、そろそろ富士山に挑戦したいところですが、まずは下半分から、宝永山までを体験してみることにしました。
水ヶ塚公園の駐車場(写真上)に車を停めて、須山口登山道を登り始めました。(Map A)
原生林の中(写真下1)を、野鳥や春ゼミの声を聞きながら登り、一合五勺の地点(Map B)を過ぎると、木々が徐々にまばらになり、明るい倒木帯となりました。(写真下2)
二合五勺の地点(Map C)から三合(Map D)付近までの一帯は、「御殿庭(ごてんにわ)」と呼ばれ、風で変形したカラマツによる、幻想的な風景が広がっていました。
その中に、「村山修験者富士山修行場跡」の道標が立っていました。(写真上)
村山(富士宮)の修験道(山岳信仰)者が、修行を行った場所とのことです。
三合を過ぎると、更にカラマツも低くまばらになり、富士山の山頂が見えてきました。(写真下1)
この、カラマツによる森林限界というのは、富士山や浅間山では見られるものの、結構めずらしい状態のようです。
そういえば、浅間山中腹の石尊山でも、カラマツの低木を見て、「探してみてね」に載せていました。
写真左下の、手前の小山の上が四合(Map E)です。
四合は、第二火口の火口縁にあたり、第二火口越しに宝永山が間近に迫ってきました。(写真下2)
第二火口、第一火口と火口縁沿いを登り、新六合への分岐(Map F)から、いよいよ第一火口へと下りて行きました。(写真下1)
火口の底の、登山道から外れた所には、まだかなりの雪が残っていました。
火口の底には、皇太子殿下も休まれたという木のベンチが置いてあって(Map G)、火口の景色を眺めながら休憩を取りました。(写真上)
富士山山頂寄りの斜面からは、時折り落石が砂ぼこりをあげながら落ちていました。(登山道から外れなければ、特に危険はありませんでした。)
ここからの登りは、赤や黒の溶岩の砂礫(スコリア)に足を取られ、予想以上に体力を奪われました。
宝永山山頂へ続く「馬の背」まで登った地点(Map H)では、久々にグロッキー状態に。(写真下2)
今回、この時点で、すでにかなりの長丁場になっていました。
(宝永山へは、新五合から往復すれば、より短時間で登ることもできます。)
ここから山頂までは、ほとんど勾配の無い快適な道です。
アキもアスも、すぐに元気になって、雲を横に見ながらの、天空の散歩を楽しみました。(写真上)
山頂(Map I)には、立派な石碑がありました。(写真下1)
今回は雲が多く、残念ながら遠くの景色は見えませんでしたが、迫力ある富士山と雲海を眺めることができました。
「馬の背」のすぐ脇には残雪があったので、アキとアスは雪だるまを作って遊ぶこともできました。(写真下2)
分岐(Map F)まで戻り、新六合の山荘(Map J)を経由して、富士宮新五合へ向かいました。
途中、雲の切れ間から、駐車してある水ヶ塚公園が見えました(写真上)。随分と遠くから歩いてきたものです。
山荘の手前には、結構な量の残雪があり、登山道はそこを横切っていましたが、今回は雪も柔らかく、特に危険はありませんでした。(写真下1)
ようやく新五合レストハウス(Map K)に着いて、きれいな雲海を眺めながら(写真下2)、富士宮行きのバスを待ち、旧料金所ゲート付近のバス停まで乗って、そこから歩いて水ヶ塚公園まで戻りました。