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宝永山 2,693m (富士山 六合目まで)report       2014/06/21

コースタイム

map
記号
A B C D E F
地点名 水ヶ塚
公園
一合
五勺
御殿
庭下
御殿
庭中
四合 分岐
所要時間 0:50
0:10
1:20
0:10
0:50
0:10
0:35
0:10
0:35 0:10
累積時間 0:50 1:00 2:20 2:30 3:20 3:30 4:05 4:15 4:50 5:00
map
記号
G H I F J K
地点名 第一
火口
馬の背 宝永山
山頂
分岐 新六合
(山荘)
新五合
所要時間
0:10
1:15
0:05
0:05
0:30
0:55 0:20 0:15
累積時間 5:10 6:25 6:30 6:35 7:05 8:00 8:20 8:35
※一般的な登山ガイドに載っているコースタイムよりもスローペースです。
 短い休憩は、上記の時間の中で随時取っています。

Map

宝永山 コースマップ


いよいよ富士山

宝永山 水ヶ塚公園宝永山は、江戸時代中期に、富士山の宝永大噴火で誕生した宝永火口の、火口縁の突き出た箇所につけられた名称です。
登る家族』も、そろそろ富士山に挑戦したいところですが、まずは下半分から、宝永山までを体験してみることにしました。
水ヶ塚公園の駐車場(写真上)に車を停めて、須山口登山道を登り始めました。(Map A)
原生林の中(写真下1)を、野鳥や春ゼミの声を聞きながら登り、一合五勺の地点(Map B)を過ぎると、木々が徐々にまばらになり、明るい倒木帯となりました。(写真下2)

宝永山 原生林 宝永山 倒木地帯

御殿庭から火口縁へ

宝永山 村山修験者富士山修行場跡

二合五勺の地点(Map C)から三合(Map D)付近までの一帯は、「御殿庭(ごてんにわ)」と呼ばれ、風で変形したカラマツによる、幻想的な風景が広がっていました。
その中に、「村山修験者富士山修行場跡」の道標が立っていました。(写真上)
村山(富士宮)の修験道(山岳信仰)者が、修行を行った場所とのことです。
三合を過ぎると、更にカラマツも低くまばらになり、富士山の山頂が見えてきました。(写真下1)
この、カラマツによる森林限界というのは、富士山や浅間山では見られるものの、結構めずらしい状態のようです。
そういえば、浅間山中腹の石尊山でも、カラマツの低木を見て、「探してみてね」に載せていました。
写真左下の、手前の小山の上が四合(Map E)です。
四合は、第二火口の火口縁にあたり、第二火口越しに宝永山が間近に迫ってきました。(写真下2)

宝永山 三合五勺 宝永山 四合

噴火口の中を行く

宝永山 プリンスベンチ第二火口第一火口と火口縁沿いを登り、新六合への分岐(Map F)から、いよいよ第一火口へと下りて行きました。(写真下1)
火口の底の、登山道から外れた所には、まだかなりの雪が残っていました。
火口の底には、皇太子殿下も休まれたという木のベンチが置いてあって(Map G)、火口の景色を眺めながら休憩を取りました。(写真上)
富士山山頂寄りの斜面からは、時折り落石が砂ぼこりをあげながら落ちていました。(登山道から外れなければ、特に危険はありませんでした。)
ここからの登りは、赤や黒の溶岩の砂礫(スコリア)に足を取られ、予想以上に体力を奪われました。
宝永山山頂へ続く「馬の背」まで登った地点(Map H)では、久々にグロッキー状態に。(写真下2)
今回、この時点で、すでにかなりの長丁場になっていました。
(宝永山へは、新五合から往復すれば、より短時間で登ることもできます。)

宝永山 第一火口 宝永山 馬の背@

天空の散歩道

宝永山 馬の背A

ここから山頂までは、ほとんど勾配の無い快適な道です。
アキもアスも、すぐに元気になって、雲を横に見ながらの、天空の散歩を楽しみました。(写真上)
山頂(Map I)には、立派な石碑がありました。(写真下1)
今回は雲が多く、残念ながら遠くの景色は見えませんでしたが、迫力ある富士山雲海を眺めることができました。
馬の背」のすぐ脇には残雪があったので、アキとアスは雪だるまを作って遊ぶこともできました。(写真下2)

宝永山 山頂 宝永山 雪だるまを作るアキとアス

富士宮新五合

宝永山 水ヶ塚公園遠望分岐(Map F)まで戻り、新六合の山荘(Map J)を経由して、富士宮新五合へ向かいました。
途中、雲の切れ間から、駐車してある水ヶ塚公園が見えました(写真上)。随分と遠くから歩いてきたものです。
山荘の手前には、結構な量の残雪があり、登山道はそこを横切っていましたが、今回は雪も柔らかく、特に危険はありませんでした。(写真下1)
ようやく新五合レストハウス(Map K)に着いて、きれいな雲海を眺めながら(写真下2)、富士宮行きのバスを待ち、旧料金所ゲート付近のバス停まで乗って、そこから歩いて水ヶ塚公園まで戻りました。

宝永山 新六合付近の残雪 宝永山 新五合レストハウスからの雲海

探してみてね探してみてね

宝永山 ハートマークの木

   ハートマークの木

宝永山 何のキノコ?

     何キノコ?

宝永山 オバケの木

     オバケの木

宝永山 切り株からはえた木

   切り株からはえた木

宝永山 倒れてもド根性の木

   倒れてもド根性の木

宝永山 何の穴?

     何の穴?


お薦めポイント

  • 原生林から噴火口へ、風景の変化を感じながら、一味違った静かな富士山を楽しめる。
  • 噴火口の中を歩く、貴重な体験ができる。