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赤ちゃんと一緒の登山について 赤ちゃん

赤ちゃんと一緒に登るには

赤ちゃんと一緒に山に登るには、言うまでもなく、場所選びや天候の見極めなどに、いつも以上の慎重さが必要です。
また、ミルクや離乳食の用意、虫よけや日焼け止め対策など、様々な準備が必要になると思います。
しかしここでは、赤ちゃんをどのように担ぐかという内容に絞って、私たちの経験から感じたことを、お伝えしたいと思います。
お奨めするわけではありませんが、もし赤ちゃんと一緒の山登りに関心があれば、よろしかったら参考にしてみてください。


ベビーキャリアを利用しての登山

赤ちゃんと登る家族 ベビーキャリア使用

赤ちゃんを担ぐ方法としては、ベビーキャリアを利用するのが、一般的かもしれません。
私たちも、ベビーキャリアを使って、いくつかの山へ登りましたが、使ってみて、次のような感想を持ちました。

@ 担いでいる大人は、赤ちゃんの様子が把握しにくい。
A 万が一転倒した時のことを考えると、滑って尻もちをつくような転び方でも、つまづいてつんのめるような転び方でも、かなり不安がある。
B 赤ちゃんが1歳半ぐらいになると、重量バランス的に苦しくなってくる。
C 途中で赤ちゃんが寝てしまった場合、首がカックンカックンなっていたとしても、手出しができない。

以上、マイナス面ばかりの感想となってしまいました。
Bは、担ぐ側の体力的な個人差があるでしょうし、Cは、高級なベビーキャリアでは、何か対策がされているのかもしれません。
(寝てしまった場合には、立ち停まってあげたいですが、天候の影響などで、そうもいかない場合もあるでしょう。)
とは言え、私たちにとっては、あまり良い感触は得られませんでした。


抱っこひもを利用しての登山

赤ちゃんと登る家族 抱っこひも使用

街中では、一般的に利用されている抱っこひもですが、山で使っているのを見かけることは、あまり多くありません。
私たちは、抱っこひもを使っても、いくつかの山へ登り、次のような感想を持ちました。

@ 担いでいる大人が、赤ちゃんの様子を把握しやすい。
A 万が一転倒したとしても、尻もちの場合は大人がクッションになるし、つんのめった場合でも、大人が手をつけば、赤ちゃんは無事な可能性が高い。
B 赤ちゃんの時期を過ぎて幼児になっても、しばらくは対応可能。
C 途中で赤ちゃんが寝てしまった場合、頭を押さえてあげながら、歩くことも可能。
D 万が一、天候が急変したときには、担いでいる大人のレインウェアが緩めであれば、すっぽりと覆ってあげることができる。
E 赤ちゃんを前向きで抱っこすれば、赤ちゃんも進行方向が見えて、登っている気分になる。(たぶん)
F 担がれているポジションが低いので、赤ちゃんに恐怖感を与えない。(たぶん)

E、Fは完全に想像ですね。
Bは、やはり個人差があるでしょうが、上の写真は、次女アスが1歳6ヶ月のときに、黒檜山(赤城)に登ったときのものです。
この後も、既に幼児となった、2歳6ヶ月のときの半月山(日光)まで、抱っこひもは活躍しました。


登る家族』の選択

抱っこひも Buddy Buddy

という訳で、私たちは次第に、抱っこひもばかりを使うようになりました。
実は、抱っこひもと言っても、少し変わったものを使っています。
ゆずり受けたものなので、メーカー名など詳細が不明となってしまいましたが、写真のBuddy Buddyと書かれたウェストポーチ型のものです。
チャックを開けて、ひも部分を取り出し、硬めにできているポーチの天板に赤ちゃんを座らせ、ひもをたすき掛けにして大人と固定します。
重さは、ほとんど腰のベルトにかかるので、肩にはあまり負担がかかりません。
ひも部分を収納すれば、見た目ちょっと大きめのウェストポーチになります。(中は、ひもでいっぱいになっているので、それ以外には、コンパクトカメラ1個程度しか入りませんが。)
そして、このウェストポーチ状態でも、赤ちゃんを手で支えながら天板に座らせる、ちょい乗せができて便利です。
私たちは、2歳6ヶ月まで使ったのですが、この抱っこひもには「4歳、17kgまで」と書かれています。
でも、3、4歳になったら、自分で登れるレベルの山を、探してあげたいですね。


赤ちゃん赤ちゃんと登った山行記録

赤ちゃんと登った山行記録は、山行記録「赤ちゃんと登る家族」に掲載しています。
実際には、山行記録にある山以外にも、赤ちゃんと一緒に登っていますが、既にかなり以前のことになってしまっている上、神経を使う先が赤ちゃんに向いていたせいか、残念ながらあまり記録が残っていないのが現状です。