map記号 | A | B | C | D | |||
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地点名 | 5合目 | 〜 | 6合目 | 〜 | 新 7合目 |
〜 | 元祖 7合目 |
所要時間 | 0:30 | − | 1:10 | 休0:10 | 0:45 | 休0:10 | |
累積時間 | 0:30 | − | 1:40 | 1:50 | 2:35 | 2:45 |
map記号 | E | F | G | |||
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地点名 | 〜 | 8合目 | 〜 | 9合目 万年雪山荘 |
〜 | 浅間大社 奥宮 |
所要時間 | 1:05 | 休0:10 | 1:00 | 休0:30 | 1:30 | 休0:25 |
累積時間 | 3:50 | 4:00 | 5:00 | 5:30 | 7:00 | 7:25 |
map記号 | H | F | A | |||
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地点名 | 〜 | 剣ヶ峰 | 〜 | 9合目 万年雪山荘 |
〜 | 5合目 |
所要時間 | 0:20 | 休0:15 | 1:15 | (宿泊) | 2:40 | |
累積時間 | 7:45 | 8:00 | 9:15 | 2:40 |
水ヶ塚公園駐車場には、シャトルバスが動き始める時刻に合わせて到着しました。
この日は快晴。
2年前に登った宝永山と山頂が、くっきりと見えていましたが(写真上)、明日は熱帯低気圧の影響で、大気の状態が不安定との予報で、一抹の不安を抱えていました。
初日は9合目の山荘で泊まり、2日目は山荘近くで日の出を見たあと、明るくなってから山頂を目指す予定でしたが、天気の様子しだいでは、行程の変更も必要かと思いながらのスタートとなりました。
シャトルバスで5合目(Map A)まで行き、日本一高い所へ向けて出発しました。(写真下)
宝永山を登った時に見覚えのある、6合目の山荘(Map B)を過ぎると、森林限界となって草と溶岩だけの世界になりました。(写真上)
8合目の山荘まで、これから登る道がずっと続いているのが見えてしまい、ちょっとプレッシャーになります。
でも下を見れば、箱根の山々に駿河湾や相模湾、そして遠くには三浦半島や房総半島まで見えました。(写真下1)
気がつけば、すでに宝永山と同じ高さまで登ってきました。(写真下2)
ここからが、2年前の登山の続きとなります。
新7合目(Map C)を過ぎて、元祖7合目(Map D)を越えたあたりから、このコース一番の岩場となります。(写真上)
この岩場は、割れ目火口(写真下1)の周辺に、積り固まった溶岩によるものです。
登山道はこんな岩場ですが、その横の専用ルートを荷揚げのブルドーザーが、ズンズンと登っていました。(写真下2)
8合目(Map E)まで登ってきましたが、アキとアスはまだまだ元気そうでした。(写真上)
この時、明日の天気を考えて、今日中に山頂まで行くことを決めていました。
8合目から上は、信仰の山らしく、これまでよりも更に神秘的な景色が広がっています。(写真下1)
白い鳥居から上は、浅間大社の所有地だそうです。
9合目の少し下にある、鳥居の柱だったと思われる2本の木には、そのひび割れにたくさんの硬貨が差し込まれていて面白いです。(写真下2)
なかには外国のコインや、古銭までありました。
アキもまねして、硬貨を差し込んでいました。
歩き始めからおよそ5時間で、この日の宿泊地、9合目の万年雪山荘(Map F)に着きました。(写真上)
就寝スペースは、大勢を収容できるよう2段になっています。(写真下1)
少し休憩したあと、最小限の荷物以外は置いて、山頂を目指して出発しました。
山荘の名前にもなっている、万年雪を横に見ながら登って行きます。(写真下2)
もう、草すらほとんど生えていません。
背中の荷物が軽くなったせいか、最後の胸突き八丁も意外にあっさりクリアし、歩き始めから7時間、たくさんの人でにぎわう山頂の浅間大社奥宮(Map G)へ着きました。(写真上)
ここでお土産を買ったりして少し休憩し、更に日本最高地点の剣ヶ峰を目指しました。(写真下1)
歩きながら噴火口の中をのぞき見ると、かなり深さがある火口壁は、焼けたような色をしていて、雪が残っているところもありました。(写真下2)
このころから、父は軽い頭痛と食欲不振に。
そういえば25年以上前、いわゆる「弾丸登山」という言葉も無かった時代、須走口から日帰りで登った父には、軽い頭痛になった記憶が。。。
天気の懸念があったとはいえ、初日に登頂はちょっと無理をしました。
剣ヶ峰(Map H)では、写真撮影の順番待ちに15分ほどかかりました。
この日、下界では各地で猛暑日を記録する天気でしたが、順番待ちでじっとしていると肌寒く感じました。
父以外の3人は、いたって元気で、日本最高地点で記念写真を撮ることができました。(写真上)
夜、山荘では、到着する人、出発する人、みんな行動する時間がまちまちなので、常にガヤガヤとしていて熟睡はできませんでしたが、これは致し方ないことです。(写真下1)
外に出てみると、街の夜景がとてもきれいで、花火大会の花火の輪が、地表近くで小さく光っているのが見えました。(写真下2)
翌朝、山荘から数百メートル東へ行ったところで、ご来光を待ちました。
昨日心配していた天気予報は外れ、この日も快晴で、無事きれいなご来光を見ることができました。(写真上)
そのあと山荘方向へ戻っていると、目の前に、これまた美しい影富士を見ることができました。(写真下1)
これも、富士宮ルートの大きな魅力の一つです。
昨日登頂を果たしたので、この日は下山するのみです。
この時間から下山を始める人は少ないようで、休日なのにガラすきの登山道を、満足感いっぱいで下って行きました。(写真下2)