静岡県三島市にある、北条氏により築城された山中城の城跡を訪れました。
駐車場から三ノ丸堀に沿って探索コースを登っていくと(写真下1)、すぐに特徴的な「障子堀」や「畝(うね)堀」とよばれる堀が見えてきました。(写真下2)
敵からの攻撃に備えて造ったものに、造形美を求めていたかはわかりませんが、西の丸と西櫓の間の障子堀はとても美しく、堀の先にちょうど富士山が見えていました。(写真下1,2)
西櫓奥の石碑が建つ曲輪には、桜の木が植わっていて、春には富士山と共に美しい景色が見られそうです。(写真上)
更に探索コースを登っていくと(写真上)、北の丸に着きました。
北の丸は広々としたスペースになっていて、周りを土塁で囲まれていました。(写真下1)
北の丸から橋を渡った先の本丸は、眺めがよく、駿河湾や伊豆の山々がよく見えました。(写真下2)
兵糧庫跡を通って駒形諏訪神社へ下ると、「天然記念物 大カシ」の石柱と、大きな切り株がありました。(写真上)
秀吉軍が攻めてきた時には既に存在していたと言われる、樹齢500〜600年のアカガシの木は、残念ながら最近になって倒れてしまったようです。
国道1号線に出て駐車場前まで戻り、道路の反対側にある岱崎出丸方面にも行ってみました。
こちらにある一ノ堀は、一直線でとても深く、これもまた見ごたえのあるものでした。(写真下)