家康公の墓所であり、御祭神としてまつる久能山東照宮の表参道は、社殿まで1,159段の石段となっています。
入口となる一ノ鳥居(写真上)に着くと、ひたすら石段の上りが続いているのが見えました。
木立の中をジグザグに進む17曲がりの石段には、所々に今が何段目か記されていました。(写真下1)
しばらく登ると、木立が途切れて見晴らしがよくなり、海岸沿いには石垣イチゴのビニールハウスが並んでいるのが見えました。(写真下2)
一ノ門(写真上)をくぐれば、上りは一段落。
開けた場所に、武田家の軍師山本勘介が掘ったと伝えられる井戸(写真下1)や、博物館があり、これより先の社殿へ進むにはチケットを買うことになります。
でもその前に、売店で味噌田楽を買って腹ごしらえをしました。(写真下2)
想像よりも、ボリューム満点の味噌田楽でした。
再び階段が始まり、楼門(写真上)をくぐって社殿へと向かいました。
彫刻の施された極彩色の社殿は、国宝に指定されています。(写真下1)
参拝を済ませたあと、社殿裏手から更に石段を登って、家康公の墓所である神廟へと向かいました。
ちなみに、社殿より上の階段は、1,159段には含まれていません。
神廟には大きな石造りの塔が建っていて、その横には金運のご利益があるという「金のなる木」もありました。(写真下2)
楼門の下まで戻って、そこからロープウェイで日本平へと向かいました。
と言っても、父だけは速足で石段を下り、車を日本平の駐車場へと回しました。
ロープウェイは、久能山と日本平間の深い谷と崖の上を進んで(写真上)、日本平駅に到着しました。
父も合流して、日本平駅から5分ほどの吟望台(ぎんぼうだい)へ向かうと、三保の松原と駿河湾越しに、富士山を眺めることができました。(写真下)